ポータブル電源 RiverPro の走行充電のスピード

ポータブル電源
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ハイエースを購入してから、荷室に自作のベッドを取り付け何度か車中泊しました。冬の車中泊では就寝時にポータブル電源と電気毛布を使って温かく快適なベッド環境を実現できることが分かりました。

1晩でポータブル電源(Ecoflow製 RiverPro)の容量をどれくらい消費するかというと、大体で容量の30%を消費します。720Wh x 30% = 216Wh です。

連泊で車中泊をする場合、日中に走行充電をして夜に消費した216Wh分を充電しておく必要があります。そこで、Ecoflow RiverPro の走行充電機能を使ってみました。

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Ecoflowの「RiverPro」は走行充電が可能

RiverPro も他のポータブル電源同様に12Vシガーソケットからの走行充電が可能です。

EcoflowのRiverProを走行充電する

走行充電するときは付属の「XT60⇔シガープラグ」ケーブルを使います。このケーブルをポータブル電源側面の黄色いXT60プラグ(25V 12A MAX! と書かれたプラグ)に差し込みます。

EcoflowのRiverProを走行充電する

シガープラグは車のシガーソケットに差し込みます。

私のハイエースにはシガーソケットが運転席に1個しかありません。このシガーソケットはスマホの充電で使うので、ポータブル電源の充電用にヒューズボックスから電源を引いて二列目にシガーソケットを増設しました。

今回はこの増設したシガーソケットと前席の純正シガーソケットを使って充電してみます。

EcoflowのRiverProを走行充電する

走行充電中の充電スピードは?

100W(0→100%まで8時間くらい)

全席の純正シガーソケットを使って充電したときの充電速度は 100W 程度でした。

RiverPro の容量が720Whなので、もし空っぽの状態から充電しても8時間以内に満タン充電にできる速度です。電気毛布を一晩使った時の消費電力 216Wh 分を充電するだけなら2時間ちょいで充電官僚になる計算です。車中泊旅行をしているときは毎日4,5時間は移動しますので十分に満タンにすることが可能と分かりました。

EcoflowのRiverProの設定画面
EcoflowのRiverProの設定画面

ちなみに、シガーソケットからの充電速度はスマホとRiverProを接続してアプリから変更することができます。今回は 8A に設定しましたが、ほかにも6A4Aという選択肢がありました。

私がRiverProを購入した当初は10Aも選択できました。(旧ファームウェア)しかし、ファームウェアアップデートで最大速度が8Aに引き下げられました

購入当初、一度だけ10Aで充電してみたこともありましたが、その時に使用したシガーソケットの延長ケーブル内のヒューズが切れてしまいました。シガーソケットは最大で10Aに対応できますが、10A充電だとギリギリすぎます。また市販の延長ケーブルは対応できない場合もあります。このようなことからファームウェアアップデートで最大充電速度を8Aに引き下げたのだと思います。

配線の長さで充電速度が変わる

先ほどは、前席の純正シガーソケットを使用しましが、今度は増設した二列目のシガーソケットを使って充電してみます。

そうすると、充電速度が93Wしか出ませんでした。先ほどより7W低いです。

EcoflowのRiverProの充電中の表示

これはおそらく二列目までシガーソケットを延長しているケーブル部での電圧降下が原因です。

8A で 93W ということは充電電圧は 11.6V です。
エンジンがかかっている状態でのバッテリー電圧は 13.5~14.5V になります。仮に14Vだとすると、ケーブル部で 2.4V の電圧降下が起こっていることになります。

延長には 1.25sq のケーブルを使用しているので、そこまで大きく電圧が下がるのは予想外ですが、電線は行ったり来たりで往復10mを超えているのでこの程度ならあり得ます。

できるだけ早く充電したい場合は延長ケーブルを使わずに前席のシガーソケットに直接接続するのがよさそうです。

EcoflowのRiverProのアプリの画面

↓後日、2列目や荷室でも100Wで走行充電ができるように2sqの専用ケーブルを設置しました。

走行充電にはEcoFlow の River Pro がおすすめ

River Pro は最大で100Wの速度でシガーソケットから走行充電が可能です。しかも、車に合わせて充電速度を切り替えることができます。

車によってはシガーソケット側が100Wに耐えられずにヒューズが切れたり、最悪の場合樹脂部が溶けたりします。そんなときののために、River Pro は走行充電の際の電流を 8A6A4A から選択可能です。

万が一、ヒューズが切れたり、コネクタ部が発熱した場合は充電電流を下げることができるので、安心して走行充電をすることができます。

寒い日は車のヒーターで車内を暖めてから充電

先日、ポータブル電源の温度が低い(0℃以下)だと充電ができないことが分かりました。

気温が低い日に走行充電をする必要があるときは、車のヒーターで車内を暖めてポータブル電源の温度を上げる必要があります。

また、ポータブル電源の寿命を延ばすためには、ポータブル電源内のリチウムイオン電池の温度を20℃程度まで上げてから走行充電を開始する方が良いです。充電時の最適な温度に関しては下記の記事にまとめています。

と、紹介しつつも。車中泊旅行中はポータブル電源の残り残量が少ないと困るので、私は0℃以上になり充電可能になったら充電しちゃいます(;^ω^)

Ecoflow の RiverPro は、電池容量が80%になるまでの充電回数がカタログ値で800回です。1日1回充電しても2年以上も電池容量80%以上の性能を維持するわけなので、あまり寿命を気にせず充電してもよいのかもしれません。

このようにRIVER Proは、実際に車中泊で使用する人のことを考え、きめ細かい設計がなされています。キャンプや車中泊にはRIVER Proがベストだと思います。

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災害対策用としておすすめなポータブル電源は↓の記事で紹介しています。

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