以前、ハイエースの荷室にDIYでベッドを作りました。
このベッドスペースで寝る時には、敷布団としてDODの「ソトネノサソイL」というインフレータブルマットを敷いて寝ていました。5cmくらいのウレタンマットなので、クッション性が高く快適に寝ていました。
しかし、この「ソトネノサソイL」を敷いてしまうと、1つだけ問題が発生します。
それは、ベッドの床下収納の蓋が開けられなくなることです。
「ソトネノサソイL」はベッドスペースの端から端まで、ぴったりの大きさです。マットを敷いた状態でも床下収納の蓋を開けられないことはないですが、マット全体をめくり上げてから蓋を開ける必要があります。
5cm厚のウレタンマットをめくり上げるのには結構な力が必要で、いつも夫婦二人がかりで苦労して床下収納にアクセスしていました。一人が車外に出てリアハッチからアクセスするので、雨の日は濡れてしまいますし、いちいち時間もかかります。
今後の車中泊旅行を快適にするために、床下収納へのアクセスをもっと簡単にしたい!!
そこで、思い切って床下収納の蓋毎に分割した専用のマットを自作することしました。
ぴったりサイズのウレタンクッションを特注
ベッド下の収納スペースの蓋の形に合わせたぴったりのサイズのウレタンクッションを「株式会社ストライダー社」さんで購入しました。
大きな包みが届きました。
さっそく開けてベッドスペースに並べてみました。計算通り、端から端までぴったりのサイズです。
この写真では見えにくいですが、床下収納の蓋の切れ目のところでウレタンクッションにも切れ目が入っています。
発注の際に「ちょっと固めで7cm厚」で「ウレタンの種類はお任せで」と注文しました。
その結果、
#80チップウレタン(40mm)+ECMウレタン(30mm)の張り合わせで合計70mm
のクッションが届きました。
私の希望に合わせて2種類のウレタンクッション素材を接着剤で接合して、その後カットしてくれたようです。
ちなみに、クッション素材は合計18,618円(税込み)でした。
思っていたより高かったです。 (^_^;)
届いたクッション素材は長方形なので、車の角の部分はカッターナイフでサクサクと切って干渉しないようにしました。
マットのカバー用の生地を購入(ビニールレザー)
お次は、クッションのカバーを自作します。
カバーの素材となる「ビニールレザー」をAmazonで購入しました。
チョイスした素材は「椅子生地 サンゲツ アップ (UP1105) 自動車用難燃・抗菌 ビニールレザー PVC 黒」です。自動車のシートカバー用の素材です。
車に乗せっぱなしにしておく物なので、念のため難燃素材を選びました。
137cm 幅の生地を10m購入しました。金額は15,090円(税込み)でした。こちらも思っていたより高かった(^_^;)
まぁ、いい生地を選んだので仕方ないと思います。上手にカバーを作っていきたいと思います。
届いた記事の端っこを切って試し縫いをしてみました。
ビニールレザーは家庭用ミシンでは縫えないかも?と心配していましたが、全然余裕で縫えました。
基本的にはトートバックなどと同じ作り方で、袋縫いをした後に四隅を”つまみ縫い”して立方体形状のカバーをにします。
↓はつまみ縫いで角部を45°面取り形状にした例。
きれいな45°面取り形状になりました。これで、カットしたウレタンクッションの角の形にフィットしたカバーが作れそうです。
マットのカバーを自作
ウレタンクッションを生地の上に置いて、マジックでなぞり生地のカットサイズを決定します。
カットした生地をミシンで縫い合わせていきます。
大きな袋を作って、四隅はつまみ縫い。
開口部からウレタンクッションを入れてマジックテープで閉じました。
これで自作マットの完成です!!思っていたよりもキレイに仕上がったので大満足です。
自作マットをベッドスペースに設置
さっそく、車中泊用に自作したマットをベッドスペースに設置します。
ベッドスペースの床下収納の蓋が開けやすくなったかがポイントです。
結果!!
すごくぴったりでした。しかもマットをめくると床下収納の蓋も簡単に開けられます!
大成功でした!!
ハイエース用自作マットを使用した感想
実際にマットを使って車中泊してみました。
まず第一に感じたのは、寝るのにはちょっと硬い?!ということです。
自宅のベッドやインフレータブルマットよりも2回りくらい硬くて、寝た時にお尻が沈み込みません。
はじめ、慣れるまでは腰が痛くなりましたが、2日目くらいからは慣れて全然問題なく、快適に寝られるようになりました。
もともと、ちょっと固めで発注したのは、ベッドの上で机を出して食事をする時などにクッションが柔らかすぎると座りにくいと考えたからです。
(↓はベッドスペースでの食事のイメージ。マット設置前)
この狙いは大正解で、マットの上に座っている分にはすごくちょうどよい硬さでした。なので、ちょっと固めで発注したのは正解でした。
今回、マットを自作したことによって、ベッド下の床下収納にすごくアクセスしやすくなったのが一番の正解です。この自作マットのおかげで今後の車中泊旅行が快適になりそうです。
快適な車中泊をさらに快適にするレンタルサービスを調べてみました!