[DIY] ハイエースの荷室ベッドを自作 3つの絶対条件

ハイエース・車中泊
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家族4人で車中泊をするために,ハイエースの荷室スペース用にDIYでベッドを製作しました。

初めはネットで売られている既製品のベッドキットを導入しようかと思ったのですが,どうしても私の理想通りのものが見つかりませんでした。既存品では痒い所に手が届かない!

そこで,私のこだわりを詰め込んだベッドを自作することにしました。理想のベッドが完成したので紹介させてください。

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荷室ベッドに必要な条件

ベッドを作るにあたり決めた条件は下記です。

  • 大人1人,子ども2人が広々寝られる
  • ベットの上であぐらをかいて座れる
  • ベッド下に荷物をたくさん収納できる
  • 簡単に外せる(大きな荷物や重い荷物を運びたい時用)
  • シートベルト,リアヒーターを邪魔しない

私はたまに大きな荷物を運ぶこともあるので,ハイエースを完全なキャンピングカーに改造することはせず,取り外し可能なベッドを設置して車中泊を可能にしたいです。

我が家は,夫婦+子どもが2人で合計4人ですが、荷室スペースではどうしても4人が広々寝ることが出来ません。そこで目標は3人が快適に寝られることとします。(もう一人は前方のスペースに別のベッドを作り、そこで寝ます。前方ベッドの自作については次回紹介します。)

ハイエースを購入した時に荷室に簡易的な(とわ言っても10万円越えの)ベッドキットがついてました。しかしこのベッドキットは高さが60cmと高く。ベッド下に荷物が大量に入れられる代わりに、ベッドから天井までの高さが低く、あぐらをかいて座ると天井に頭が当たってしまって、全く快適に過ごせませんでした。今回自作するベッドはちゃんとベッド上で座ってくつろげるようにしたいです。

車中泊旅行では、寝るときはベッド上に荷物を置けないので、ハイエースといえど意外にスペースがありません。ベッド下にはできる限り大容量なストレージスペースを作りたいです。

DIYで製作したベッドキット

ベッドは19mm厚のシナベニアを主材料として、木工用ボンドとビスで組み立てました。
作る前に設定した条件を全て満たす理想のベッドが完成しました!こだわりポイントを紹介します。

3人が広々寝られる広いベッド

こちらが完成したベッドです。(まだ一部ニスを塗ってない部分がありますが)

ハイエースの自作ベッド

ベッドの長さは190cmです。身長180地の人でも、足を伸ばして快適に寝ることが出来ます。

二列目シートは社外オプションのスライドレールを使って純正の位置よりも後ろに下げて、この位置で固定しています。

ハイエースの自作ベッドの長さ
ハイエースの自作ベッドの長さ

我が家のハイエースはワイドサイズです。ベッドは荷室の横幅を目一杯使っていますので、横幅は170cmです。サイドテーブルは折り畳みにする事でこのベッドの横幅を実現しました。(この折りたたみ式サイドテーブルは後日記事にします。)

ハイエースの自作ベッドの横幅
ハイエースの自作ベッドの横幅

ハイエースの荷室にはリアヒーターのための出っ張りがあります。この部分だけ荷室の横幅が狭くなっていて、横幅は161cmです。

横幅が160cm以上ありますので,布団のサイズで言うとクイーンサイズです。ダブルサイズ(140cm幅)よりも20cmも広く,大人1人+子ども2人なら広々と快適に寝ることができます。

ハイエースの自作ベッドの横幅

ベッド上で座れる高さを確保

ベッドの高さはすごく悩んで色々考えましたが、結局,フロア面(床面)から32cmの高さにしました。

ハイエースの自作ベッドの高さ

ベッドから天井までの高さは105cmです。(このハイエースはミドルルーフです)

日本人の座高は男性平均で大体92cmですので,ほとんどの人は105cmの天井高さがあればあぐらで座っても頭が天井に当たりません。身長が175cmの私もギリギリ当たりませんでした。

ハイエースの自作ベッドの高さ
ハイエースの自作ベッドの高さ

天井高さ105cmと言う高さは最低限必要なギリギリの高さだと思います。身長175cmの私の場合,ちょっと分厚めのクッションをひくと頭が天井に当たります。だからと言って,これ以上ベッドを低くすると床下の収納スペースの高さが低くなり,荷物が入らなくなります。

それゆえ,ベットの高さ32cmという数値は、絶妙にバランスがとれた数値だと思います。

ベッド下には巨大な収納スペース

ベッド下のスペースは全て収納スペース(ストレージ)にしました。

ベッドの上面が32cmで、天板のシナベニアは19mmですので、収納スペースの高さはほぼ30cmです。ホームセンターやニトリでよく売られているカラーボックス用の収納BOXの高さが23cmですので、余裕で入ります。

ただし、キャンプでよく使われるトランクカーゴは高さが37cmですので残念ながら収納スペースに入りません。(この点がとても残念ですが、だからと言ってベッドの高さを後7cm高くすると、ベッド上の高さが足りなくなり、座った時に頭が天井に当たるようになるので諦めざる終えません。)

左半分は仕切りを無くして長物の荷物も入るようにしてあります。キャンプで使うポールやテーブルを収納することが出来ます。

ハイエースの自作ベッドの下の収納スペース

右側は真ん中に仕切りがあり長い荷物は入りませんが、その代わり横幅は広いスペースにしました。

この若干ですが、左右非対称なスペース構成が使ってみるととっても便利です。

ハイエースの自作ベッドの下の収納スペース

両サイドの部分も天板を外すと、その下には収納スペースを設けてあります。大きな収納スペースばかりだと細かなギアが散乱して散らかってしまうので、逆に小さい収納スペースにしていあります。

ハイエースの自作ベッドの下の収納スペース

荷室の前半部の両サイドにはホイルハウスがあり、荷室が少し狭くなっています。両サイドの収納スペースはこのホイルハウスを完全に覆っていますが、ホイルハウスの上の部分にもギリギリまで荷物を詰め込めるスペースを用意していあります。三角板やブースターケーブル、牽引ロープ等普段使わない物を入れておけば意外に便利なスペースです。

ハイエースの自作ベッドの下の収納スペース

右側については、ホイルハウスの前方にリアヒーターの吸排気口がありますので、空気の流れを邪魔しないように仕切り板の位置には気を使ってあります。

また、ヒーターの前には2列目のシートベルトの出口がありますが、ベットの天板はシートベルト出口よりも低くしてあり、干渉しないようにしてあります。

ベットは簡単に外せる(下ろせる)

ベッドは両サイドの部分を除いて,中央部分は簡単に外して、車から下ろすことが出来ます。(ボルト固定等はしておらす、ベッドを荷室に置いているだけです。ぴったりサイズなので、走っていて振動でズレたりすることはないです。)

ハイエースの自作ベッドは簡単に下せる

ベッドを下ろすと荷室スペースがほぼ、素のハイエースの荷室と同じ広さになります。急遽大きな荷物や重い荷物を運ぶ時にはベッドを下ろして車庫に置いておけば良いのです。

左右に一部ベッドが残っていますが、この部分はベッドを外してもホイルハウスがあるため、あまり荷物スペースが広がりません。そのため、この部分は床にボルトで固定してあり外せないようになっています。

ハイエースの自作ベッドは簡単に下せる

二列目シートのすぐ後ろの部分は小さな台を2つを置いてベッドの一部にしています。
この部分もボルト固定等はしていないので、大きな荷物を置く場合には簡単に下ろすことが出来ます。

ハイエースの自作ベッド

この台の下にも荷物を入れることができるのですが、この台の下の荷物はリアのスライドドア部から出し入れすることが出来ます。私はいつもこのスペースにキャンプ用の椅子を入れており、アウトドアスペースに到着した際にさっと椅子だけ取り出すようにしています。とっても便利です。

また、この台は車から下ろせば小さな机として使えます。キャンプの時のローテーブルとして使えば、別途テーブルを持っていかなくても済むので荷物を少なくすることが出来ます。

ハイエースの自作ベッド

以上が、自作したハイエース荷室部分のベッドのご紹介でした。

作成前に立てた条件を全て満たし、満足のいくベッドをDIYで作ることが出来ました。
これから、このベッドを使って家族で車中泊旅行にチャレンジしていきたいと思います。

4人目が快適に寝られる車両全半分へのベッド設置についてまた別の記事でご紹介したいと思います。よかった見てください。

ハイエースの自作ベッド

↓おすすめのベッドキット。収納スペースの形状等に細かいこだわりがなければ、下記ベッドキットを購入してサクッとDIYで取り付けるのもおすすめです。高さ調整ができるので、使い方に合わせたベッドが作れます。(ベッドキットを自作するよりは結果的には安く収まる可能性が高いです (^_^;))


今回紹介したベッドを使って、真冬でも快適に車中泊ができるか実験した記事もよかったらご覧ください。

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