以前、私の理想の焚き火台を溶接機を使って自作しました。この焚き火台で焚き火をしながらやかんでお湯を沸かしたり、フライパンや鍋で調理をしてみたい!そのためには五徳が必要になるのですが、これまた、私が理想とする焚き火台用の五徳が市販されていません。
ということで今回も溶接機を使って「理想の焚き火台用五徳」を自作してみました。
↓焚き火台を自作した話は下記の記事です。
理想の五徳の条件
私が焚き火台用五徳に求めることは下記の4つの条件です。
- 「理想の焚き火台」内に収納できる
- 重い鍋を載せられる強度がある
- 高さ調整できる
- 小さいローテーブルとしても使える
お気に入りのキャンプギアはどんどん増えていくので、キャンプに行くときの荷物が多くなりがちです。今回作る五徳は「理想の焚き火台」の中にすっぽり収まる設計にすることで、荷物のスペースが増えないようにしたいところです。
強度については、ダッチオーブンのような重い鍋を載せて調理ができるようにある程度頑丈に作りたいと思います。
焚き火で調理をするときは、高火力で炒め物をしたいときもあれば、弱火でじっくり煮込みたいときもあると思います。その時に、五徳の高さを調整して、鍋と炎の距離を調整できるようにしたいです。
キャンプでは常に調理をしているわけではないので、五徳を使わない時間もあります。そんな時にローテーブルとしても使えるようにすれば、荷物として無駄になりません。
五徳の自作
ということで、4つの理想の条件を満たす五徳を自作していきます。
まず、ホームセンターで鉄の丸棒を買ってきました。
そして、焚き火台を自作したときに作ったベンダーで設計通りに曲げていきます。
下の部品が丸棒を曲げて作った部品たちです。1つの平面に収まらない3D曲げにも挑戦してみましたが、うまくできました。
次に作った部品同士を溶接を接合しました。
下記の写真は溶接後、耐熱塗装をした状態です。
我ながらかっこいい五徳が完成しました!!
耐熱塗装は下記の手順でやりました。塗装後に加熱する部分がポイントです。
①ワイヤーブラシで錆や黒皮を除去
②ペイント薄め液で脱脂
③ヒートガンで加熱して表面の水分を飛ばす
④耐熱塗装をスプレー(あまり重ね塗りせず塗膜を薄くすること)
⑤自然乾燥24時間
⑥ヒートガンで塗膜を加熱(塗膜が固くなる)
ヒートガンで塗膜を加熱する前は塗膜が柔らかく爪で削るとはがれる状態でしたが、加熱後は塗膜が固くなって爪では削れなくなりました。
自作焚き火台に装着!
さっそく、自作焚き火台に自作五徳をフィッティングしてみました。
理想の条件1つ目の 「理想の焚き火台」内に収納できる はばっちりです。
絶妙な寸法設計により、上下さかさまにして焚き火台の中にぴったり収まりました。
使用するときは裏返して自作焚き火台の側面に引っ掛けます。
これは高さが低いモードです。
大体、焚き火台全体の面積の40%を覆う設計です。五徳を置いた状態でも大きな薪を追加することができます。
2つ目の条件の 重い鍋を載せられる強度がある もばっちりでした。
五徳の足にあるフックを焚き火台の側面に引っ掛けることで、高さを調節することもできます。れこで理想の五徳の条件高さ調整ができるもばっちりです。
また、この五徳には足が生えているので、焚き火台から外しても自立します。そのため、理想の五徳の条件であるローテーブルとしても使えるもクリアです!
ということで、今回は理想の焚き火台用五徳をDIY溶接で自作してみた話でした。
この五徳も早くキャンプ場で使ってみたいです。実際に使った時にはまた紹介記事を書こうと思いますのでお楽しみに~