今回は家庭用LED電球をキャンプで使って、サイトを家の中のように明るくしてみた!というお話です。(AC電源かポータブル電源があることが前提です。)
注意点:室内用の電気機器を野外で使用するのは目的外使用になります。最悪の場合、感電や火災のリスクがあります。参考にする場合はあくまで自己責任でお願いします。
なぜ家庭用LED電球をキャンプで使いたいのか?
キャンプでの夕食の時はランタンとして使うことが多いと思います。
しかし、小さい子どもと一緒にキャンプに行くときは、暗いと不都合があります。例えば、暗いと子どもがお箸が上手に使えず食べ物がつかめなかったり、コップをひっくり返したりしがちです。
そこで、私は夕食の時は家の中と同じくらい明るくしたいと考えています。
LEDランタンでどこまで明るくできるか?
キャンプサイトを明るく照らしたい場合、一番手軽なのはLEDランタンを使うことだと思います。
そこで、とにかく明るいLEDランタンを探してみました。例えばジェントス(GENTOS)の「EX-1300D」などです。このランタンで明るさは 1300ルーメンです。
LEDランタンとしては最も明るい部類ですが、それでも1300ルーメンなので、家の中と比べるととても暗いです。しかも1つ5000円以上するので、気軽に2個3個と買うことはできません。
子どもとキャンプで食事するときはもう少し明るくしたいので別の方法をを考えました。
LED電球なら格安で爆光ランプが作れる
LEDランタンより安く、LEDランタンより明るくする方法はないかと考えた結果、「100W形のLED電球」と「E26 コード付きソケット」の組み合わせをキャンプで使ってみることにしました。
例えば、下記リンクのアイリスオーヤマの「LED電球 電球色 E26口金 100W形」を使いました。電球1個当たり税込みで1,300円以下で買えるにもかかわらず、明るさは1520ルーメンと先ほど見たLEDランタン「EX-1300D」の1300ルーメンを軽々と超えています。
今回は、この電球を下記リンクのような室内用のE26コード付きソケットに差し込んで使いました。
今回は手元にあったソケットを使ったのですが、本来であれば野外用の防水タイプのソケットを使うべきだと思います。野外用で電球が5個取り付けられるようなものが5,000円程度で売られているのでそれを使うのもいいかもしれません。
ソケットをテントやドームの中にぶら下げられるようにパラコードで「平編み」をしてカラビナを取り付けられるようにしました。
キャンプだと輸送時に落としたりぶつけたりして電球が割れないか?という不安がありましたが、多くのLEDランプは球体部分がガラスではなくプラスチックで作られているので、割れる心配はありませんでした。
実際にキャンプで使ってみました!
とても明るいため、周りのキャンパーさんの迷惑にならないように配慮が必要です。
今回は、ドーム型のタープの中で使用することで周囲に光が漏れにくいようにしました。
↓の写真は夕方に撮影したものなので、明るさが伝わりにくいですが、とても明るくて満足できました。このランプを2つ使えば完全に家の中と同じ明るさになると思います。
今回、LED電球もソケットも家に余っていたものを使ったので、ほぼタダで爆光ランプを作ることができました。
ただし、電源はポータブル電源を使用するかAC電源付きのサイトを利用する必要があります。
ポータブル電源でLED電球は何時間使える?
さて、このLED電球はポータブル電源で何時間点灯させることができるでしょうか?
今回は、EcoFlow RIVER Pro を使用しました。
バッテリー容量は720Whです。LED電球の消費電力はカタログ値で15Wでしたので、単純計算なら 720 ÷ 15 で48時間。ちょうど2日間点灯させ続けることができます。
実際にポータブル電源でLED電球を点灯させてみると、ポータブル電源の画面表示にはOUTPUT 12W、継続可能時間63時間と表示されました。
少なくとも30時間は余裕で点灯すると思われます。
ポータブル電源をスマホの充電や電気毛布に使用する場合でもLED電球の使用分はほぼ無視できるのではないでしょうか?
明るくて大満足!でも注意が必要
格安な「LED電球」と「コード付きE26ソケット」で非常に明るいLEDランプ代用品を用意することができました。タープ内をまるで室内のように明るく照らすことができたので大変満足です。
ただ、この使い方には注意点があります。参考にする方はあくまで自己責任でお願いします。
最後に私が感じた注意点を書いておきます。
注意点1:感電・火災の危険あり
私が使用したLED電球とソケットは室内用でしたが、雨でぬれたりしたときに感電する可能性がありますし、ほこりが入って火災の危険も考えられます。室外用の電球・ソケットを選ぶべきです。
注意点2:AC電源が必要(AC電源サイト or ポータブル電源)
AC電源付きのサイトに行くか、ポータブル電源を一緒にもっていく必要があります。荷物を減らしたいときは素直にLEDランタンを持って行った方が良いです。
注意点3:やけど注意
LED電球は白熱電球と比べて効率がいいとはいえ、結構発熱します。取り扱う時はやけどしないように注意が必要です。
注意点4:ガラス素材の電球を選ばない
電球の半透明部分がガラス素材のものはキャンプ中に割れてけがをする可能性があるので、プラスチック製のものを選ぶべきです。
以上です。安全第一で楽しいキャンプライフの参考になれば幸いです。
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