ハイエースのを車検に出したところ、バッテリーが弱っているとの指摘がありました。
自動車屋で新品に交換してもらうと2万円かかるとの事だったので、自分で交換することにしました。そこで VARTA というメーカーのバッテリーがすごくコスパが良いことが分かったので紹介したいと思います。
中古で買ったハイエースにはBOSCHバッテリーが載っていた
ハイエースは2年前に中古で買って、それ以来バッテリーは交換していませんでした。今回、初めてバッテリーを確認してみたところ「 Bosch Hightech Silver Ⅱ 115D26R 」が搭載されていました。
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ハイエース(寒冷地仕様)のバッテリーはトヨタ純正だと 80D26R (95D26Rとの記載もあり)が搭載されるようです。純正品の性能ランクは80なので今搭載されているBOSCHのバッテリーの性能ランク115は約1.4倍です。性能が高い高級なバッテリーが載っていたわけです。
(性能ランクはバッテリーの低温時始動能力と容量から計算される数字です。そのため、性能ランク=始動性能というわけではないですが、概ね始動性能(CCA等)も1.4倍程度と考えても大きくは異なりません。)
同じBOSCHバッテリーを購入しようとするとネットでも1万5千円越えで結構お高い。前の持ち主さんは始動性を重視して高級なバッテリーを入れていたようです。
↑それでもAmazonではカー用品店で買うよりもはるかに安く購入できます。
もしかして BOSCHバッテリーとVARTAバッテリーと同じ??
そんなに高級なバッテリーじゃなくてもいいな~(BOSCHブランはなくてもよい)
でも性能ランクは同じ115を維持したいな~
と思い、もう少し安いバッテリーがないか探した結果、「VARTA」というバッテリーメーカーを知りました。よくよく調べてりみるとVARTAはバッテリーシェアNo1の超優良メーカー。しかもBoschのバッテリーはVARTAからのOEMらしいのです。
それならVARTAのバッテリーにしようとと思いバッテリーのスペックシートと外観を見つめているとあることに気が付いた。
「Bosch ハイテックシルバーII」と「VARTA ブルーダイナミック 」ってスペックもサイズも一緒!!
もしかしてOEM品?つまり、メーカーロゴや色が違うだけで中身は同じってこと???
実際のところは分かりませんが、スペックが同じならVARTAバッテリーの方が少し安いので、こちらを買ってみます!
BOSCH (ボッシュ)ハイテックシルバーII 国産車 充電制御車バッテリー HTSS-115D26R
[仕様]国産 充電制御車/通常車 メンテナンスフリーバッテリー
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5-%E5%9B%BD%E7%94%A3%E8%BB%8A%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC-Hightec-Silver-HTSS-115D26R/dp/B0068TWI5W?th=1
[5時間率容量] 75Ah
[コールドクランキング電流(CCA)] 730A
[本体サイズ]長さ:260mm, 幅:173mm, 高さ:200mm, 総高:222mm
ブルーダイナミック 115D26
5時間率:75(Ah)
https://www.varta-automotive.com/en-gb/ja-jp
CCA:730(A)
サイズ:長さ:260mm, 幅:173mm, 高さ:225mm, 重量:19.8kg
2022/3/30 時点ではBOSCHのハイテックシルバー2よりも3000円ほど安く買えます。
2社のバッテリーの比較
注文したVARTA(バルタ)のブルーダイナミックが届いたので、ハイエースから取り外したBOSCH(ボッシュ)のハイテックシルバー2と見比べてみます。
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まず、BOSCHバッテリーの側面の下端付近に出っ張りがありますが、まったく同じ出っ張りがVARTAバッテリーにもあります。
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また、どちらのバッテリーにも側面に特徴的な編み目模様があります。
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![](https://take-in-camping.com/wp-content/uploads/2022/03/PXL_20220318_022600293.jpg)
上面を見比べると、樹脂の色は異なりますが、取っ手付近の形状等は酷似しています。
このように2つのバッテリーの外観は酷似しています。これってやっぱり中身同じなのでしょうか?
(出荷基準などが異なっている可能性もあるので、外観が同じだからと言って全く同じバッテリーとは断定できませんが、少なくとも素人の私はこの違いを実感することはできないでしょう。)
バッテリー交換
VARTAのブルーダイナミックはカタログスペックも外観もBOSCHのハイテックシルバー2と同じだと分かったので、安心してVATRAバッテリーを搭載できます!!
ハイエースのバッテリーは助手席の下にあるので、普通の車と交換方法がちょっとだけ異なります。その方法をサクッと紹介します。
まず、助手席とセンターコンソールを後ろ方向にひっくり返す必要がありますので、2列目の前方に取り付けているテーブルを外します。
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センターコンソールの上も荷物がないクリーンな状態にします。
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ここから2か所バックルを外します。
1か所目は助手席の左前付近。
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↓このバックルを下記のように外します。
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もう一か所はセンターコンソールの前。
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このバックルも同じく外します。
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バックルを外したら、助手席を後ろ方向に押してエンジンフードを開けます。
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作業中にエンジンフードが閉まると危ないので、助手席横のバンドをBピラーのフックに引っ掛けて固定します。
ハイエースに乗り始めたころ、このバンドは何だろう?シートベルト?ではないし。。。と疑問に思っていましたが、フード落下防止用のベルトでした。
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エンジンフードを開けるとバッテリーが見えます。
まず、バッテリーのマイナス極の端子から外します。
絶対にプラス極から外してはいけません。プラス局から外そうとしてスパナをかけて、スパナがボディーに接触したらショートして大火傷、最悪火災になります。
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プラス極にはバッテリー電流を計測するセンサーがついているので、壊さないように慎重に外します。
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端子が外れたら、バッテリーを固定しているブラケットを外します。
これらの作業はすべて2面幅10mmのスパナ一本でできます。
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バッテリーがフリーになったら、バッテリー上部の取っ手を立ててバッテリーを持ち上げます。
このバッテリーは20kgもあるので、この取っ手がなかったら相当苦労するでしょう。
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バッテリーを外した状態。横方向は少し隙間があるようですが、この隙間がないとバッテリーを外すときにバッテリーが抜けません。D26サイズ以上の大きさのバッテリーを搭載するのはむつかしそうです。
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今度は逆の手順でVATRAのバッテリーを搭載します。
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端子を接続して搭載完了!!
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バッテリー上部の鮮やかな青が目立ちます。
この状態で一度エンジンをかけてみて、問題なければエンジンフードを閉めて、バッテリー交換は完了です。
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まとめ
今回は、ハイエースのバッテリーをコスパの良いVATRA(バルタ)のブルーダイナミックに交換しました。
自動車屋で2万円と言われましたが、BOSCHじゃなくてVATRAを採用したことと、自分でやることで6000円ほど安く済ますことができました。
次回のバッテリー交換でもコスパがよいVARTAのバッテリーをリピートしたいと思います。