先日、DIY溶接で自作した五徳を実際に焚き火で使ってみました。
私が思う”4つの理想ポイント”を詰め込んだ五徳は、ほんとに理想的だったのか?
改善点はあったのか?
使用レビューをご紹介したいと思います。
理想の五徳を自作した話は↓の記事。
Goodポイント1:重い鍋を載せられる強度がある
結論としては十分な強度がありました。
今回は2Lの水を入れたやかんとフライパンを載せて使ってみましたが、たわみもなくまだまだ強度には余裕がありそうでした。
ダッチオーブンなどの重い調理器具を載せても全然問題なさそうです。
対象としている焚き火台が大型で、薪をガンガンくべることができるので、ダッチオーブンで豪快に料理をしたいと思っていたので、狙いが当たりました。
Goodポイント2:高さ調整ができる
今回は一番高い位置で使用しましたが、この高さが絶妙に使いやすかったです。
この五徳は、炉床からの高さが16cm、28cmと二段階で調整できるように作ってあります。今回は28cmの高さに設定して、湯沸かしとフライパン料理をしました。
なぜ、28cmの高さが絶妙に使いやすいのでしょうか?
中割の薪を数本重ねて入れると高さ20cmくらいになります。その状態で炎の先端は25~30cmまで上がります。28cmの位置に五徳があると火をエネルギーをうまく使って湯沸かしや料理ができるという算段です。
もし五徳が28cmよりもっと低い位置にあると、鍋が炎の根元に近くなりすぎて不完全燃焼領域に入ってしまい煤だらけになります。
28cmよりももっと高い位置にあると、風で炎が揺らいだ時に鍋に炎が当たらなくなってしまい、フライパンの温度が下がります。
炎が小さいときや熾火気味な時は、↓の写真のように五徳が28cm高さでは炎とやかんが遠すぎます。そういう時は16cm高さにすればちょうどよい高さになります。
16cmと28cmの高さに調整できるように作ったのは大正解でした。
Goodポイント3:小さいローテーブルとしても使える
この五徳には脚があり、地面に置いたときに自立するのでローテーブルとしても使えます。
焚き火の準備をしているとき、たまりすぎた灰を掻き出すときなど焚き火台の中で何か作業をする時には五徳ごとやかんやフライパンをおろして、横においておけるのはとても便利でした。
Goodポイント4:「理想の焚き火台」内に収納できる
以前の記事でも紹介しましたが、この五徳は裏返すことで、DIY溶接で自作した理想の焚き火台にすっぽり収まります。しかもその上からまだ他の荷物を入れることができます。
この工夫で焚き火に必要な荷物がすごくコンパクトになったので、持ち運びはとてもスムーズでした。
残念だったポイント:串焼きと相性が悪い
また、串に刺した魚を焼いてみましたが、しっくりくる焼き方が見つかりませんでした。
まず、串に刺した魚を五徳の上に直接おいてみました。
しかしよく考えるとこの五徳には耐熱塗装をしてあり、その塗装ははがれやすいので、魚に塗料がついてしまう可能性があります。体によくなさそうなので、この焼き方はやめることにしました。
次に、五徳に串を引っ掛けて焼いてみました。高さ的には良い感じでいい感じに焼けました。
串には断面が四角い(□形状)ものを使ったので、90度ずつ回転させ固定できたので全面均等に焼くことができました。
この焼き方の問題点としては、串の部分も一緒に焼けてしまい焦げてしまうことです。
五徳は炎の真上になるので当たり前 (;^ω^)
でも、まぁ、この焼き方で何とか魚をおいしくいただけました。
総評はGood 今後の改良は?
実際に五徳を使ってみた結果、私が理想ポイントとして考えていた下記の点は満足できました。
- 「理想の焚き火台」内に収納できる
- 重い鍋を載せられる強度がある
- 高さ調整できる
- 小さいローテーブルとしても使える
理想の焚き火台で焚き火をする時には欠かせない相棒になりました。
しかし下記の「串焼きと相性が悪い」という改善点が見つかりました。この問題を解決するにはどうしたらいいでしょうか?ひとまず下記の3つの案が思い浮かびました。今後改善版を作っていきたいです。
改良案:
・ 五徳をステンレス製にして無塗装にする?
・ 鉄のまま無塗装にしてシーズニングする?
・ 串を引っ掛ける専用のアタッチメントを作る?
上記の改善点を盛り込んだ、バージョン2を作ったときにはブログで紹介したいと思います。
それではまた。