我が家は4人家族です。ハイエースで車中泊をするときに荷室だけだと足を延ばして寝られるのは3人だけです。そのため、私は一人で一列目と二列目に縦方向に寝ています。
一列目と二列目に自作でベットを追加した記事は下記参照。
[DIY] ハイエース 1列目+2列目にベッドを自作 家族4人で快適な車中泊が可能になった | Take in camping (take-in-camping.com)
ハイエースに元からついているカーテンは、一列目と二列目を横に区切るタイプです。
これだと、私が寝るときに足がカーテンの外にはみ出してしまい、車の外から見えてしまします。このままだと恥ずかしいので、前席(一列目)のさらに前にカーテンを設置することにしました。
一列目前にカーテンを取り付けるのは大変
ハイエースの前席前にカーテンを設置するのは難しいです。
天井と窓の位置関係的に、横の窓とフロントガラスを1つのカーテンで覆う必要があります。そのためには、運転席のヘッドレストあたりから、フロントガラスの中央までの湾曲したカーテンレールが必要です。
しかし、ハイエースの天井は複雑な3次元形状であり、市販品のカーテンレールだと天井に沿って90度にまげて設置することはできません。
プラスチック製のカーテンレールを炙り曲げ
そこでカーテンレールの炙り曲げにチャレンジしてみました!
ホームセンターで売られている樹脂製のカーテンレールをヒートガンで加熱し手で曲げるという作戦です。
適当に温めて、いきなり90度に曲げるとカーテンをひっかける駒が通過するための隙間がつぶれてしまって使えなくなります。
そこで下記のポイントに注意しながらカーテンレール曲げを実施したところうまくいきました。
- 一度に広範囲を加熱せず、一部づつ曲げる
- 一気に90度曲げず、少しづつ曲げる
- 駒の通る溝にノート等を挟んで隙間を維持する
- 形が歪んだら、気の棒等で押して整える
これで無事に必要な長さの90度に曲がったカーテンレールが製作できました。
ちゃんと駒が90度に曲げた部分を通ることができます。
ハイエースに設置
90度に曲がったカーテンレールが準備できたので、ハイエースの天井に取り付けていきます。
内張りにボルトが取り付けられるように、天井の内張に石膏ボード用の裏ナットを取り付けました。
上記のボードアンカーだけだと、固定するときに爪が天井の内張にうまく食い込まずに空回りしてしまって苦労しました。下記のような引き抜き工具も一緒に用意したほうがいいかもしれません
あとは天井が3次元的に湾曲しているので、ヒートガンで軽く加熱しながらカーテンレールをねじって天井の形に合わせました。
↓天井に取り付けた結果がこれです。
浮きなく、ぴったりと天井に取り付けることができました。
これで、一列目まで隠せるカーテンを設置することができました。
カーテンを畳んだり、出したりもとても簡単にできるので、使用感としても大満足です。
これで夏の北海道車中泊旅行に向けた準備がまた一歩進みました。