ハイエースの一列目、運転席と助手席の間にはセンターコンソールがあります。
このセンターコンソールには財布や小さい鞄を置くスペース、蓋つきのスペース、ドリンクホルダなどいくつかのスペースが設けられています。また蓋部は肘置きにもなっています。
しかし、このセンターコンソールがでかすぎ(背が高すぎ)かつ、上面が凸凹で大きな荷物が置けず、邪魔だと感じていました。
そこで背が低くてフラットなセンターコンソールを自作しよう!というお話です。
特に、ワイドタイプのハイエースは運転席と助手席の間が広く、大きなスペースがあります。
確かに、純正のセンターコンソールはカード類、財布、筆記用具など、いろいろ収納しておけるので便利ではあるんですが、この大きなスペースを使い切れていない。ほんとはもっと大きな荷物を置けるはずです。
純正のセンターコンソールを取り外す
センターコンソールは下の写真のようにM6ボルト(2面幅10mm)6本でエンジンルームのフードに取り付けられています。この6本のボルトを外せば簡単に取り外すことができます。
取り外したセンターコンソールは清掃センターに持っていて、燃えるごみとして捨てました。
センターコンソールを外すと巨大なスペースが出現
純正のセンターコンソールを取り外すと、巨大なスペースが現れました。
これだけ広ければ、大きめのクーラーボックスや巨大ポータブル電源、ドームテントなどキャンプ用品を置くことができそうです。さらに頑張れば、ここに1人くらい寝られるベッドが作れそうです。(実は後日、ここにベッドを設置します。また記事にしたいと思います。)
でも、さすがに凸凹していて、荷物を置いてもすわりが悪いので、上面がフラットなセンターコンソールを自作します。
エンジンフードの凸凹を駒木で吸収
このスペースの下にはエンジンルームがあり、エンジンフードはエンジンスペースの都合で凸凹しています。
そこで、まず、M6ボルトが刺さっていた裏ナット部分に駒木を置いて高さを合わせます。
左前の裏ナット部は13.5mm厚のスペーサー、それ以外のところは4.5mmのスペーサーを置いてみると一応フラットになりました。
この4か所のスペーサーの上に木の板を置いてみるとガタガタせずしっかりと接地しました。
でも、実は水平器で図ると、これは若干前上がりになっていて水平ではありませんでした。
後ろのスペーサーを分厚くすれば水平にすることもできます。しかし、センターコンソールをできる限り低く維持しつつ、スペースを最大限利用するため、スペーサーを分厚くすることはせずこのままにすることにしました。
背の低いフラットなセンターコンソールを製作
高さを調整したスペーサーにボルトを通す穴を開けて、9mm厚の底板(コンパネ?)に接着します。エンジンフードの裏ナットとスペーサーのボルト穴がずれるとボルトが通らなくなるので、慎重に位置合わせをします。
スペーサーの穴を基準にして底板にもボルト穴を開けました。ハイエース取り付けてみるとボルト穴位置はぴったり合いました。(ほっと)
次に、底板の周囲に1×3材で枠を作ります。この時に枠の高さを場所毎に微妙に変えて上面が地面に対して水平になるようにしました。
枠が完成したら、その上に天板(9mm厚のコンパネ)を取り付けます。これで上面がフラットになりました。
水生にニスで塗装
天板を取り付けたところで、一旦車から取り外してニスを塗りました。アウトドアに行くと濡れた荷物をセンターコンソールに置きたくなることもあります。センターコンソールを木製で自作したのでしっかりとニスを塗って防水(防腐)処理しておかなとすぐに腐ってしまいます。
ニスには和信ペイントの水性ウレタンニスを使いました。匂いが少なく、乾くと硬い皮膜ができ、ある程度耐水性もあるので使いやすいニスです。(食品衛生法にも適合しているのでここで子供が触っても安心です。)
色は「エボニー」にしました。 ハイエースのセンターコンソールなので、少し暗めの色にした方がシックでかっこよくなると考えたからです。結果的には、車の内装によく使われる木目調と似た感じになり車内にマッチしたと思います。
ついでに、二列目の前に設置している物置台の天板も高さと色を合わせました。
これで、このスペースにクーラーボックスなどの大きな荷物を置くことが出来るようになりました。ハイエースの積載能力がさらにUPです!
2か所(+1か所)の蓋つき収納スペース
ちなみに、天板はヒンジを使って取り付けているので開くことが出来ます。その下には収納スペースがあります。
薄っぺいらい収納スペースなのですが、最低限、カード、筆記用部、マスク、スマホの充電ケーブルなど、車でよく使うものを入れておくことが出来ます。このちょっとした収納スペースがあるだけで車の中が整理整頓できると思います。
走行中に天板がパカパカしないように、閉じた位置で軽く固定できる金具も取り付けています。これのおかげで、走行中にガタガタと音がすることはないです。
ついでに、二列目の荷物おきの部分も開くように作ってみました。この部分にはティッシュペーパーを箱ごと入れることができるので、車内に物が散乱せず、スッキリします。
天板はフラットすぎるので滑り止めが必須
天板はできるだけフラットにしたいので、荷物を置くスペースの周囲に土手?のような物は付けませんでした。そのため、例えばスマホを天板の上にそのまま置いていると、ブレーキを踏んだ際には車両前方にすっ飛んでいきます。
天板にはニスも塗っているのでツルツルなので、スマホ等の小物を置くときは、滑り止めのシリコン素材でできたトレーなどを使う必要があります。
自作は結構大変なので、センターコンソールの高さが少し高くても問題ない場合は、下記の商品を購入してDIYで取り付けるのがいいかもしれません。
今後の改造予定
今回、思い切ってハイエース純正のセンターコンソールを捨てて、木製で低くてフラットなコンソールを自作しました。
結果として、ハイエースの前半部に大きな荷物置きが出来上がりました。(コンパクトカーの荷室スペースほどの荷物が置けそうです 笑)大満足です。
キャンプや、車中泊旅行の時にすごく利便性が向上します。特にクーラーボックスをおけばロングドライブの時に冷たい飲み物をすぐに取り出せるのが良さそうです。
想像以上に大きなスペースが現れたので、今後、このスペースに思い切ってベッドを設置してみます。
ベッドが完成したらまたブログで紹介したいと思いますので、良かったら見てください。