私のハイエースの荷室部分の床には、購入した当時からハイエースの純正マット+フェルト素材のマットが敷いてありました。ところがマットにカビが発生!!
思い切って純正マットを捨てて、DIYで床板とフロアマット(土足対応)を取り付けてみました。これでアウトドアに行った際にでも、土足で荷室に上がることができます。
純正の荷室マットにカビが発生!!
真夏になり、車内に変な臭いにおいが充満してきました。
しばらく何が原因かわからなかったのですが、久しぶりに荷室の荷物をすべて下したときに原因が分かりました。結露やリアゲートシール部からの雨漏りでフロアマットが湿っています。しかもそこにカビが生えているではありませんか?!どうりで車内が臭くなるわけです。
下の写真がマットをめくった様子です。マット下層のフェルト部分が水を吸ってぐちょぐちょに湿っています。しかも、フェルト部分の端部にはカビが生えています(;’∀’)
水はリアゲートのゴムシールの隙間から入ったようで、リアゲートに近いところほどより濡れていました。この水がフェルトに浸み込んで荷室全体に広がってしまったようです。
ハイエースのリアゲートの水漏れはハイエースの持病らしく、完全に防止することはできません。
また、車中泊もしているので、冬には結露も激しいです。そのため、荷室の濡れは仕方ないのですが、カビまで生えてしまったのではとても気持ち悪いです。
ハイエースの荷室の床に水を吸う素材のクッションを引くのは得策ではないようです。
マットの下は錆だらけ
マットを剥がそうとリアの内装をはがしてみると、ボディーが錆びているのを発見!!
内装パーツを固定するためのクリップが刺さる穴の周りが錆び錆です。
リアゲートのゴムシール付近も錆びているので、念のためシールを外してゴムで隠れた部分も確認してみました。そしたら、なんと、ゴムシールを差し込む鉄板部分が半分以上錆びて崩れ落ちていました。
このままではゴムシールが完全に取り付けられなくなってしまいます。これは緊急事態。
このハイエースは13年落ちで購入したので、おそらくここ部分は13年間一度もメンテナンスされずに放置されていたのだと思います。
このハイエースには、後8年ほど乗る予定なので、この機会にマットのカビと荷室床の錆を何とかしたいと思います。
古い純正マットを処分して錆を除去
まず、古いマットを剥がして捨てます。水を吸ってしまっているので重いです(^_^;)
捨てるにしても大きすぎてゴミ袋に入らないので、太いカッターナイフを使って30cm x 30cmくらいの大きさに切って燃えるごみで捨てました。
マットを剥がすと、荷室の床部分もあちこち錆びているのが分かりました。この錆は硬めのワイヤブラシでこすって落とします。13年間無メンテだった床は根深く錆びていて、結構長い時間こすって、やっと錆の層が落とせました。
サビを落とした床は鉄がむき出しになります。このままだとまた錆びて穴が開いてしまうので、錆止め機能の付いた塗料を塗ります。↓の「油性シリコンタフ」を使いました。
この塗料は錆の上から塗っても錆びの進行を止める機能があるため、ブラシで採り切れなかった錆があっても気にせず上から塗ることができます。
錆びているところだけにスポット的に塗ったので、0.2L タイプでも十分な量でした。これなら1,000円以下で購入可能なのであまり費用が掛かりません。
問題のリアゲートのゴムシール部分も、同じようにワイヤブラシで錆お落として「油性シリコンタフ」を塗りました。
こちらは、元もの鉄板が朽ちてなくなっている部分も多かったので、完全にもとと通りという感じではないです。でもシリコンタフには錆を止める効果があるようなので、2年に1回くらいチェックして錆びていたら上塗りするようにすれば8年くらいは持ってくれるのではないかと思います。
コンパネで床板を製作
さて、錆の対策が完了したところで、今度は床板を作っていきます。
もともと敷いてあったマットは、フェルト+マット+フロアマットの3層構造で分厚さを確保してありました。しかしハイエースの荷室の床は凸凹しています。分厚いマットの上からでもその凸凹が分かるくらいで、大きな荷物を置くときには座りが悪くて困っていました。
そこで、今回は荷室を平らにするために床板を取り付けます。
まず、コンパネの上に古いマットを置いて型を取り、それからコンパネをジグソーでカットしました。
荷室の左右の端部分には、一部低くなっているところがあります。コンパネ1枚だけだとその部分んがプカプカと浮いてしまうので、床の高さに合わせて余った木材を貼り付けて高さを合わせました。
また、結露や雨漏りで荷室の床に水が浸入するのは防げないので、コンパネが腐ってしまわないように防水塗料を塗りました。
塗料が乾燥したら、ハイエースの荷室にはめてみます。古いフロアマットから型を取ったのでぴったりはまりました。
コンパネに水が浸入するのを敷設がめ、切り口のところまでしっかり塗料が塗ってあります。
ソフトクッション(土足対応)を貼り付け
床板が完成したら、今度はソフトクッションを貼ります。
近所のホームセンターのソフトクッションコーナーに行き、土足対応の表面が固いものの中でも最も分厚く上部なものを選びました。当然、防炎仕様の物を選びます。
ソフトクッション貼り付け専用の両面テープで床板に貼り付けました。
この時、床のアンカーボルト部分にアクセスできるように床板にも、ソフトクッションにも穴を開けておくことが重要です。
アンカーボルトは左右・前後に4か所あるので、すべての箇所にアクセスできるように穴を開けておきます。
荷室の床下に固定されているスペアタイヤを外すときに使用するメンテホールの箇所も穴を開けてアクセスできるようにしておきます。
ここまで出来たら、内装パネルを戻して完成です!!
土足で踏んでも大丈夫な頑丈な表面のまっ平らな床が完成しました。
この床は置いてあるだけでボルト固定等はしていないので、上方向に引っ張ると簡単に外れます。普段はこの上に自作のベッドを置いて、このベッドをアンカーボルトで床に固定しているので、この床も同時に固定されます。↓ベッド自作の参考記事
今回は、結構大変な作業でしたが、13年間放置された床の錆に対策をして快適で頑丈な床を作ることができたので大変満足できました。2年に1回はゴムシールと床板を外して錆の具合をチェックしていきたいと思います。
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