前から気になっていたイワタニ製の「カセットガス炉ばた焼器 炙りやⅡ(CB-ABR-2)」を購入してみたので、早速いろいろな食材を焼いてみました!
炉ばた焼器 炙りやⅡ とは?
2021年7月に発売されたイワタニの炉ばた焼器の最新型です。
販売開始当初、転売により価格が高騰して1万円を超えていました。
販売から1年たって、最近ようやく価格が落ち着いてきたので買ってみました。
普通のカセットコンロと何が違うのかというと「輻射板」があるという点が違います。
火の出るパイプの上に「輻射板」と呼ばれるステンレス製の板が設けてあります。火をつけるとこの「輻射板」が赤熱して遠赤外線が放射されおいしく焼きあがるという仕組みです。
ガスの直火で焼くわけではなく、遠赤外線と熱風で焼く方式なので、全体的に芯まで火が通る感じです。この点が、普通のカセットコンロともホットプレートとも違う点です。
さっそく使ってみて「輻射板」の効果を確認していこうと思います。
新型「炙りやⅡ」と旧型「炙りや」の違い
旧型の「炙りや」とは何が変わったのでしょうか?
イワタニの公式サイトでスペックを比較してみました。
名称 | 型番 | 色 | 価格※1 |
---|---|---|---|
炉ばた焼器 炙りや | CB-ABR-1 | メタリックブラウン | 6,980 円(税込) |
炉ばた焼器 炙りやII | CB-ABR-2 | マットブラック | 7,981 円(税込) |
※1 イワタニの公式オンラインショップでの販売価格
私が調べた範囲では、違うのは”色”と”価格”のみでした。
基本的にはスペックは同じなので、実質的な値上げなんだと思います。
一瞬残念に感じましたが、最近の物価変動や鋼材価格の高騰を考えると1,000円アップで済んでいるので逆に納得できました。地味にマットブラックの方がよいのでその分が1,000円と考えても納得がいきます。
さっそく使ってみた!
使用前に「しる受けトレー(水皿)」に水を入れます。取説にによると入れる水の適正量は700mLとたっぷりです。ここにしっかり水を入れることで片づけの際の洗いが楽になります。
さっそく肉、野菜、ウィンナーを焼いてみました。
はじめは、火力が強すぎるかなと感じましたが、直火とは違う強さで、よく焼けるんだけど、焦げるわけではない感じ。
すごく調理しやすいと感じました。
注意点としては、よく焼ける範囲が焼き網に対して少し狭いということでした。
長手方向の両端部は火の出る穴が開いてないので全く焼けません。また、短編方向の両端と中心部分も火力が弱いです。ただ、この点は良く焼けける場所を理解すれば全然問題がなく、ひっくり返すときに置く位置を工夫することでまんべんなく焼くことができます。
むしろ慣れてくるとこの火力のムラを利用して焼き加減を調整できるようになってきました!
今回使ったのスパイスたちです。
最近のお気に入りはマキシマムのゆず味です。マキシマム無印に比べてさわやかでこってりとした肉にも会います。
上記の写真以外に、この後エビ(ブラックタイガー)も焼いてみましたが、表面の殻が少し焦げる程度で仲間でふっくら焼けてとても良い焼き加減でした。
肉・野菜・ウィンナー・海鮮 は最高の焼き加減
肉・野菜・ウィンナー・海鮮 を焼いて食べてみましたが、焼き加減が最高でした。
焦げるわけじゃないけど、中までしっかり火が通り、それでいてふっくら焼ける。
高級な炭を使っていい感じの距離で炭火をやっているのと似た焼け方でした。
一度この「炉ばた焼器 炙りやⅡ」を体験したら、もうホットプレートでの焼きには戻れないと思います。
焼き鳥を焼くときは注意が必要
焼き鳥も焼いてみました。スーパーで売られている10本入りの冷凍焼き鳥です。
”串焼きステー” を立ち上げてその上に焼き鳥を並べます。この状態では肉は焼き網には触れておらず浮いています。
しかし、ここで問題が発覚!!
焼き鳥の串が丸いせいで、重さのバランスで、常に重い側が下を向いてしまいます。これでは半分が焼けない状態です。どうも丸い串ではうまく焼けないようです。
あきらめて、”串焼きステー” を折りたたんで、網の上で焼きました。
すると今度は串が燃えてしまいました。
焼き網の上で焼き鳥を焼く場合は、端っこギリギリに寄せて串を網の外に出す必要があるようです。
このように、市販の丸串の焼き鳥を焼くには少し工夫が必要だと分かりました。
しかし、これも分かってしまえば全然問題なく上手に焼くことができました。
総評:もう焼き肉屋に行く必要がない
今回、「炉ばた焼器 炙りやⅡ」を初めて使ってみましたが、想像していたよりもはるかに焼き加減が良かったです。焼き加減のクオリティーは炭火の焼き肉屋と同じです。
また、準備や後片づけも楽でした。使用後は焼き網、輻射板、しる受けトレーなどを洗う必要がありますが、そんなに大変ではなかったです。普通の魚焼きグリルを洗うのと同じくらいでした。
今後、我が家では焼き肉が食べたくなった時には「炉ばた焼器 炙りやⅡ」が登場すると思います。焼き肉屋に行く回数はすごく減りそうです。
車中泊旅行のお供によさそう
ハイエースで車中泊旅行に行く際に「炉ばた焼器 炙りやⅡ」を持っていくのもいいなと思いました。
以前から車中泊旅行の時に、現地で食材を買って焼肉や海鮮焼きをやりたいなと思っていました。
しかし、キャンプ場を利用するにしても、車中泊旅行ではあまり多くの荷物を持っていくことはできず、においの問題もあるので炭火の準備を持っていくのは少々つらいなと考えていました。
でも、カセットコンロとフライパンで肉を焼くのでは少し物足りない。
それなら「炉ばた焼器 炙りやⅡ」は車中泊旅行に持ってく調理器具としてはベストな選択肢かもしれません。コンパクトで、炭の火おこし不要ですぐに使える、片付けも比較的簡単。これなら車中泊旅行にも持って行くことができそうです。
(もちろん、車内で使うと煙で大変なことになってしまうので、キャンプ場等の利用が前提です。)
次回車中泊旅行に行くときに、「炉ばた焼器 炙りやⅡ」をもっていって、現地で買った食材でのBBQに調整してみようと思います!
★追加情報★
2023年2月現在。アマゾン、楽天市場、Yahooショッピングでは、型落ちの 炙りや の在庫があるようです。色にこだわりがないなら、こちらの方が安く買えるのでおススメです。