道の駅 津島やすらぎの里に行く前「ちょっと山のなかだし、暗いし怖いというコメントがあるから、行ってみてから考えよう」と言われていました。
暗くて怖いなら最初から安全なところにいったらいいのに、なぜそっちにいくの!と心の中でもやもやしながら向かいました。(車中泊旅行は夫婦間の空気が悪くなった時に切り替えることができないのが難点です)
行ってみた結果、むちゃくちゃ大好きな道の駅になりました。私の好きな道の駅ランキングでも3位以内にはいる道の駅です。もやもやした気持ちはすぐにどっかに忘れてしまいました。
アクセス
〒798-3302 愛媛県宇和島市津島町高田甲830-1
JR宇和島駅より車で30分/津島高田ICより車で1分
松山ICより 車で1時間20分
夜の様子
目的地についても私は車から降りず、パパと子どもで偵察に行ってもらいました。
偵察後の子どもがウキウキで「ここのトイレむっちゃきれいやったよー。」と教えてくれました。
トイレは洋式で温水便座がついていて、掃除も行き届いていてとてもきれいでした。
周囲に建物等がないので、駐車場などは暗めですが,トイレ等はしっかりと明かりがあり快適に利用することができました。
我が家以外にも,何台か車中泊をしている車がありました。車どおりが少ないので、夜は静かで快適に寝ることができます。
特産品販売所
津島やすらぎの里は、とても良い道の駅です。細かくいったらいっぱいあるけれども、大きく言うと4つの良いところがありました。
良い理由の1つ目は、営業時間です。
この道の駅の特産品販売所は、8時~オープンしています。
ほかの道の駅だと朝のオープンが9時や10時ころのため,車中泊で利用した場合,オープンを待たずに出発してしまうことが多くて残念に思っています。
また,オープン直後からたくさんのお弁当類が搬入されてきているので、朝ごはんを購入することができます。
良いところ2つ目は,販売している商品の豊富さです。
販売所の外では、植物が売られていました。種類が豊富で,ホームセンターなどで買うよりも安く購入することができます。
また、野菜の苗も販売されていました。同じ野菜でも,さまざまな種類の苗が売られています。
ここが家から近かったら絶対に何種類か購入していたと思います。
物産所内の様子です。
まるでスーパーかと思うくらいにいろいろな商品が売られています。
地元のお野菜がいろいろと並べられていました。どれもおいしそうでした。
卵も売られています。卵かけごはん用の醤油も一緒に売られています。
子どもが小さいからできないけれども、いつか旅行先の朝ごはんに地元の卵の卵かけごはんが食べられたら幸せだろーなー♪と思いました。
やっぱり愛媛県!柑橘類の種類が豊富です。
普段のスーパーで見かけたことがないくらい大きなものも売られていました。
今回はその中でも一番大きかったメイポメロを購入しました。
メイポメロとは、八朔と文旦を掛け合わせた品種だそうです。
手で皮をむくことはできないので、家に持ち帰り包丁を使ってむきました。
むいているときから家中が柑橘系のさわやかな香りでいっぱいになり,食べてみるとほどよい苦みがくせになり,食べる手がとまらなくなりました。
この「のりの佃煮」も購入しました。
110g入っていて、160円って安すぎる!これでご飯を食べたい!
食わず嫌いのわが子も,食べる前は「無理」と言っていましたが,一口食べてからは「もっとちょうだい!」と言い,バクバク食べていました。もっと買えばよかったと思っている商品です。
そしてなんと、魚も売っています。
地元で水揚げされた魚を安く道の駅で買うことができるなんて,津島やすらぎの里の近くの人が本当にうらやましくなりました。
和菓子や洋菓子、パンなども販売されています。朝行ったときには、店員さんがドーナツなどを並べているところでした。次から次へといろいろな商品が出てくるので、どれにするか迷いました。
芋の餅も売られています。お芋をたっぷりと練った記事の中にこしあんが入っているそうです。昔ながらの懐かしい味とポップに書かれていました。食べてみたかったけど、子どもがドーナツを選択してしまったので、残念ながら食べられず・・。
このドーナツは子どもの朝ごはんでした。普段の朝がパン食なので、旅行中も好きなものを食べられてうれしそうでした。
私も1つもらいました。甘すぎそうな見た目ですが、しつこい甘さではないので、食べた後もしんどくなりませんでした。
ソフトクリームの販売もありましたし,くずバーの販売もありました。
朝からアイスとはならず、今回は食べられていません。
この道の駅の良いところの3つめはお弁当の種類が豊富なこと。
そして4つ目は、どのお弁当もおいしいことです。
これはオープン直後です。朝からこんなにたくさんの種類のお弁当がどんどん並べられていきます。
地元の郷土料理が使われているお弁当がたくさんあり、目移りしてなかなか決められません。
ご飯だけでなく、煮つけそうめんもありました。
たくさんの種類の中から、「絶タイ勝つ弁当」を選びました。
上の桜でんぶやねぎなどを、ご飯の上にかけてたべるのかと思っていましたが、違いました。
これは愛媛県宇和島市の郷土料理の一つである「ふくめん」でした。
この桜でんぶとたまご、ねぎ、魚のほぐし身の下には糸こんにゃくがあります。
ふくめんの説明は以下のようになっています。
「ふくめん」は、宇和島藩の行事食として伝わったといわれており、主な材料となるこんにゃくは、こんにゃく芋からつくられるが、この芋は江戸時代の飢饉の際にも、良く収穫され、当時は食糧確保のために栽培されるようになった。「ふくめん」の名前の由来はいくつかあり、宇和島ではこんにゃくのことを「山ふく」と言い、それを麺の様に細く切って使用した料理なので、「ふく麺」、また、こんにゃくが見えなくなるほど、そぼろですっかり覆面するのでこの名がついたという説や、材料を細かく切ることを「ふくめ」というからという説などがある。
こんにゃくの上にのせるピンクのそぼろは春、緑のネギは夏、みかんのオレンジを秋、白のそぼろを冬とし、四季を表すことでハレの日の料理として振舞われるようになったといわれている。
また、このお弁当にはふくめんだけでなく、郷土料理の丸寿しもはいっていました。
このパッケージでは、少し買うのをためらってしまいそうですが、ぜひ買ってたべてもらいたい料理の1つです。
酢飯の代わりに、おからが握られています。このおからの中には、柑橘系の皮が一緒に練りこまれていて、さわやかな味が口全体にひろがります。魚も酢でしっかりとしめられているので、生臭くないです。
骨も取り除かれているので、食べやすくなっています。
旅行の疲れをこの丸寿司の酢でふきとばすことができたように感じています。
これだけ食べて、もう食べられないと思いましたが、食事を終えるころには新しいものが入荷されてきました。
それがこれです。
このキラキラとしたフルーツサンドを見て、食べなければ!!!という強い気持ちになりました。
これは販売は10時過ぎからでした。このフルーツサンドを求めて、買いに来られる地域の方がおられました。大量購入されていたので、きっと地元でも人気なのだと思います。
ふわふわのパンにあっさりしたクリーム。でっかいいちごがギューッと詰め込まれていました。
口の中がとーっても幸せになるフルーツサンドでした。
感想
旅の中で食べることはとーっても大事で、できればその土地の名産を食べたいと思っています。今回の旅の中で、この道の駅で食べたものはとーっても地元に密着していておいしくいただくことができました。
次回四国一周するときも必ずこの道の駅に寄りたいと思います。
その時までに、温泉が復活していることを心から願っています。