双眼鏡レビュー Vixen アトレックライトⅡ

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息子が観光地などにある、設置型の双眼鏡を覗くのが大好きなので、思う存分覗けるようにマイ双眼鏡を購入することにしました。そこで、子どもでも使える双眼鏡を探していました。

↑の記事で検討した結果、Vixenの「アトレックライト2 BR6x30WP」がよさそうだと思い買ってみました。

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結果的にはこの双眼鏡を買って大正解!!

さっそく簡単にどんな双眼鏡なのか紹介します。

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外観

双眼鏡には、対物レンズキャップ、接眼レンズキャップ、ネックストラップ、ソフトケースがセットでついてきます。ソフトケースから出した様子が下の写真です。ネックストラップは自分で取り付けました。

しっかしとした作りで、光学機器だよという質感があります。表面はソフトラバーコーディングされていて、滑りにくく持ちやすいです。

次は接眼レンズ側。接眼レンズキャンプがついています。このキャンプは眼幅調整がどの広さになっていても取付けることができます。

Vixenのロゴマークと「ATREK Light Ⅱ」と書かれています。金色で書かれていますが、そこまで主張的ではなく、落ち着いた感じです。バードウォッチングにも星空観察にもどちらにもマッチするデザインだと思います。

先端にはビノホルダー取付け用 1/4インチネジ穴 があります。もともとここにはVixenと書かれたキャンプがありましたが、今は外しています。

レンズを見てみる

双眼鏡の心臓部であるレンズを眺めてみます。

レンズを見るために対物レンズキャップを外しました。このキャップは外した状態でも、鏡筒にゴムでぶら下がる構造で、なくならないし、見終わったらすぐに取り付けられるのでとても便利です。レンズキャップは双眼鏡の使用中は、重力で下にぶらんとぶら下がります。このゴムの硬さは適切で、上を見ている時もちょっと下を見ている時もキャンプが視界を邪魔しません。

この双眼鏡はフルマルチコート(FMC)なので、すべてのレンズの両面にコーティングが施されていて、反射光が少なく光が良く透過します。明るく見えそうです。

筐体の中をの覗きこんでみると、しっかりと黒く塗られおり有害な反射光は少なそうです。

それにしても中までよく透き通って見えます。これは双眼鏡を覗いたときに視界がクリアに透き通ってきれいに見えそうな予感がします。

接眼レンズ側も見てみます。

フルマルチコートなので、当然こちらもコーティングされていて、反射光が薄く透過率が高いです。

接眼レンズ側もですが、接眼面にも撥油コートが施されていて、汚れた場合でもレンズ拭きようの布で服とすぐに油膜が落ちます。子どもが双眼鏡を使うと、どうしてもレンズに触れてしまったり、顔を押し当てて覗いてしまうことがあるので、レンズにすぐに油膜が付きます。このコーティングはありがたいです。

眼幅とアイポイント

このポロプリズム式の双眼鏡を選んだの最大の理由は、眼幅の調整範囲が大きいことです。

最近主流のダハプリズム式の双眼鏡でも眼幅の調整は可能ですが、短い側が60mm程度までしか調整できないものが多いです。しかし、小学校低学年くらいの子供の眼幅は50mm程度です。そのため、多くのダハプリズム式の双眼鏡は子どもは使えません。使えたとしても片目でしかよく見えていない状態で使っている場合が多いです。

そこで、「アトレックライト2 BR6x30WP」を選んだわけです。この双眼鏡は眼幅が49~70mmの範囲で調整できるので、6歳くらいから大人まで使用することができます。

下の画像は眼幅を最も小さく調整(49mm)した状態です。これだけ接眼レンズが近づけば子どもでも使用できますね。実際我が家の長男(6歳)の眼幅にもぴったり合いました。調整してみると55mm程度でした。

また、「アトレックライト2 BR6x30WP」はアイレリーフが18mmと長いです。

そのため、下の写真のようにアイカップを縮めた状態なら、目眼をしていても余裕で覗くことが可能です。

少しネックなのは、アイカップが10mm程度しか繰り出せないことです。そのため、アイカップを一番繰り出した状態でも、アイカップはアイレリーフより8mmも短く、顔をアイカップに押し当てて覗くと視界の半分以上がブラックアウトして見えなくなります。

慣れてくれば、目の上の眉毛のところだけをアイカップに充てて、後は浮かしてレンズと目の距離を調整することができるようになるので、そこまで大きな問題ではないのです。

しかし、子どもは目とレンズの距離調整がまだ苦手なので、何かクッション材でも貼って距離を調整した方がいいかもしれません。顔が平たい族の悲しい点です。。。

ビノホルダー

この双眼鏡にはビノホルダーが取り付けられるように1/4インチネジ穴があります。

私は手元にあったKenkoのビノホルダーを取り付けた見ましたが、問題なく取り付けられました。

ポロプリズム型の双眼鏡なので、眼幅を狭い方向に調整しても対物レンズ同士が離れています。

そのため、横幅の太いビノホルダーでも全く問題なく使用できます。
下の写真は眼幅を一番狭めた状態です。この状態でもビノホルダーと対物レンズのとの間にはまだまだ隙間があります。

この状態で後ろか見ると接眼レンズ同士の隙間はほとんどありません。

ダハプリズム式の双眼鏡なら、薄型タイプのビノホルダーが必要になるところです。

瞳チェック

双眼鏡に詳しい人曰く、双眼鏡を買ったらまず瞳チェックをするそうです。

瞳とは、接眼レンズから少し離れたところから接眼レンズ側を覗いたときに見える、丸い対物レンズ(から入ってくる光)の形状のことです。

下の写真の中央の白い丸です。

チェックポイント1:瞳の形状

まず、この双眼鏡の瞳はほぼまん丸の〇です。これは良い双眼鏡の証です。

双眼鏡の内部には像の上下左右を正しい向きにするため(正立像を得るため)にプリズムが入っています。安物の双眼鏡だと、プリズムに安いガラスが使われており、屈折率の関係で、対物レンズの端の方から入ってきた光が、プリズムの反射面で反射しきれず反対側に漏れてしまいます。そのため、瞳の丸形状の4辺がかけて◇形状になってしまいます。対物レンズから入った光が無駄になってしまうので、像が暗くなります。

この双眼鏡の瞳はほぼまん丸なので、多くの光がちゃんと接眼レンズまで届くので明るく見えるはずです。

チェックポイント2:瞳周辺の光

瞳周辺の光もチェックします。この双眼鏡の場合は瞳の周りにいくつか、光っているところがあります。しかしそれらは非常に暗いです。下の写真では明るめに撮影しているため周辺光が強調されていますが、中央部の瞳の明るさと比較するとほぼ誤差です。

この周辺の光は、接眼レンズを覗き込んだ時に像全体に有害光としてかぶってきます。そのため、この周辺の光が多いと像が白くぼけたようになります。

アトレックライトⅡは周辺光が少なく、コントラストの高い像が期待できます。

見味チェック

いよいよ双眼鏡を覗いて、見味をチェックします。

下の写真のようにとても明るく、コントラストも高い像です!!
目立った色収差もなく、肉眼で見るととてもクリアで透き通った感じです!

思っていた以上に見味が良くてうれしいです。

色収差の出やすい白バックに黒い電線という、最も厳しい対象を見てみましたが、色収差は感じません。EDレンズが使われていない双眼鏡としてはとても優秀じゃないでしょうか?

アトレックライト2 BR6x30WP」の倍率は6倍です。倍率が低いことがとても良い方向に影響し得ていると思われます。

倍率が8倍だと子どもが使った時に手振れでちゃんと見えないと思います。その意味でも6倍という倍率はちょうどよかったです。

上の2枚の写真は双眼鏡の接眼レンズ部分にスマホのカメラを押し合ってて撮影(コリメート撮影)したものです。少し曇ったような映像になっていますが、肉眼で見るともっともっとクリアに見えます。

総評

今回購入した「アトレックライト2 BR6x30WP」を簡単にレビューしてみました。

子どもが使用することを考えると、「眼幅が49mmまで調整できる」ことや、「倍率が6倍と低く手振れしにくい」こと、「ビノホルダーが取り付けられるので子どもに見せやすい」など最適な双眼鏡です。

大人が見た場合でも、透き通ったクリアな視界でコントラストも解像度も高く、見味がよいとても満足でる双眼鏡でした。

保管について

私は双眼鏡もカメラの防湿庫に入れて保管しています。

キャンプ等の野外で長時間双眼鏡を使った時はレンズに湿気がついている可能性があります。
レンズキャンプをしたまま保管すると、レンズがずっと乾かないのでカビが生える可能性があります。防湿庫等に双眼鏡を保管するときはレンズキャンプを外して保管するのがよさそうです。

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